2002年 200 Over’s 全国ミーティングin岐阜

かろさんは、カワサキモータースジャパンさんの協賛商品を仕分け。俺は会議室の室
内の配置と、受付の方とをばたばたしていた。
関西組が手分けして、受付を担当してくれている。プリントアウトした参加一覧が役
に立っているようだ。写真の希望者からは、別にお金を戴かないといけないが、それ
も無難にこなしてくれている。よく考えれば、みんな俺より年上。人生経験は豊かな
わけで…。
さて、タケズさんの本領発揮。関西組のK−AIR車にパワーコマンダーVrをテストで取
り付け、「素人でも体感がこれだけ変わるよ」というのをデモンストレーションして
いただく。
厳密に言えば個体差があるため、シャシダイで計測してセッティングをつめる必要が
あるが、今回はポン付けでどれだけ変わるかを試す。
その間に、俺は「お座敷バイク」イエローキャット号の慣らし兼テスト。ブレーキ
パッドのアタリを出し、タイヤの皮を剥きに行く。ホテルを出て、ホワイトピア高鷲
までのやまびこロードを流す。
いやー、(・∀・)ノ イイ!!ね、人のバイクは…。
マグホイールでバネ下が軽くなって切り返しが楽な上、バーハンで楽なポジション。「アタリを出して」と言われているFブレーキのパッドも、ペータルディスクとブレンボマスターですぐにザリザリしてきた。しかし、シートがアンコ抜きすぎ?お尻が痛い。
リズム管のサウンドを楽しみつつ、ホワイトピア高鷲の入口まで往復した。忙しい幹事の息抜きは終了。このためにブーツとか一式持ってきてよかった。
戻って「キチンといじってあるから安心だし〜」なんてしゃべってると、Fブレーキのマスターからフルード漏れ…。やってしも〜た?
幸い、蓋のネジが緩んでただけだったそうな。オイオイ。
さて、パワコマを着けたK−AIR車はというと、結果を思ったとおり答えている。FIセッティングの違いは、誰にでも体感できる事がわかった。
ここらで時間がきた。明るいうちに、と集合写真。忙しい中来ていただいた京都のカスタムショップ「サンダーボルト」の佐竹さんも写真に入っていただいた。
時間がきたので、ミーティングしましょうか、とみんなに声をかけ会場に向かってもらう。
よこやん達が、なにやらゴソゴソとバイクをいじっていて、しばらくすると、小さな可愛いサイレンサーが、図太いサウンドを奏で始めた。みたこと無いぞ、こんな形のサイレンサー。

会場にみなさん入られた頃、やっと俺も入る。いそいでカロッツエリアジャパンさんご指定のオーリンのTシャツを着込んだ。
ご挨拶、商品説明。あらかじめ封筒に入れておいた協賛各社のパンフレットを見てもらう。
細かな説明は省いたが、興味ある商品を食い入るように見つめる目が嬉しい。特にオーリンのフロントフォークの件はキチンと伝える。(配布資料は掲載しています)
各支部の活動報告。それぞれに個性があって楽しい。余裕があれば支部回りして、いろんなメンバーと会ってみたいなあ。
 
鶴田さん、井田さんに話をいただく。俺があらかじめ考えていなかったため、レースの話か商品の話か、その配分等もしっかりとお願いできなかった。毎年、来て頂いているのだから、この辺りはきちんとしないと…
会長、柳川明さん到着
福岡から名古屋は小牧空港経由で来られた。小柄ながら引き締まった体はジョッキーを思わせる。司会者としては経歴を紹介すべきなのだが、プリントアウトどころかメモも取っていなかった。慌てて、よこやんにお願いする。
 柳川さんはクラブの飾りではなく、実際に12Rで地元の高速等を走られていて、あくまで1会員としてのスタンスでの参加。気さくに、ご自分の12Rの塗装などの事を語ってくださる。やんちゃ坊主な側面が垣間見れて、親近感が涌く、涌く。
さらに、この場で初めて正式に「カワサキGP復帰」の宣言を発表。20年ぶり!歴史が動く瞬間だ。開発されたレース車両のスペックも、答えられる範囲で教えていただいた
さて、お待ちかねのジャンケン大会。協賛各社様からの品々をみんなで奪い合い。
このご時世に商品提供していただいたわけで、出来るだけ感想等を各社にフィードバックするよう、各自にお願いした。ミリテック12本をはじめ、各社からいろいろといただいている。交代でジャンケンをする。
佐竹さんは、ミリテックをゲット。サンダーボルトTシャツをジャンケンの勝者に渡すのもやっていただいた。
特にリズムさんのスリムウインカーKITは、会長が「これ欲しいな〜」と少年の笑顔。俺「わかりました。ジャンケンに参加して下さい」(普通差し上げるだろ…)となって見事にゲット。メーカーも喜ぶね、こりゃ。みんなあくまで一会員。公平(すぎ?)だった。
次いで、恒例?の鶴田さんのオークション。熱いファンが待っている。去年のリベンジを果たしたい人もいる。メット、ツナギ、パーツ。いずれも超お買い得。うーん、体格が合えばツナギがほすぅい。例の小さなサイレンサーはトリスタの試作モデルだった。
さらに、試作のバックステップはプレゼント!となってスタッフが「そこまでしていただくのは、まずいやろ(めっちゃ嬉しいけど)」と目を合わすシーンがあった。結局、値を下げていくオークションで、早い者勝ち式決定。(このうちつなぎは、あっちゃんが競り勝ち、翌朝のKCBMに着て参加。鶴田竜二!に変身していたらしい)


戦い済んで、満足して…。部屋割りの発表と、カギ渡し。時間が押したので風呂の時間が短くなっちゃった。会場の片付けとPETボトルの始末で息をつく間もない。
19時から宴会。俺は部屋の布団やなんやで走り回る。MCは、よこやんとたかぽんで自己紹介を進めてくれている。俺に〜ゆっくり〜食べる暇は〜ない〜
宴会の後の二次会のセッティング。氷の確保をして、酒等を冷蔵庫から出して運ぶ。宴会用の部屋を決めなきゃ。
みんなが気よく移動や変更に応じてくれて、風呂後の二次会はスムーズに進んだ。会長の部屋、鶴さんの部屋、それぞれを張り出し、入っていただく。
ロビーでは佐竹さん、タケズさんと盆栽先生たちが熱く語っている。油音管理、排気脈動etc…。話は尽きない。
鶴さんはなぜかライムジュースをストレートで、会長はコカコーラ(ペプシじゃなく)がお好みだった。
折からmotoGPのTV中継が始まる。現役GPライダーによるコース攻略解説!レインコンディションで厳しい展開が続く。
ここらで、やっと落ち着けそうな感じ。夕食の宴会時にビールをついでもらったが、初めて、酒を味わう。チューハイを何本か空け、風呂に入る。
夜中、ゲストルームに会長をお送りした際、カワサキーワークスの先輩・後輩としてののトークを聞く事が出来た。
ここいらで記憶は朝に飛ぶ
   
翌9月22日の朝は天気に恵まれた。
カワサキバイクマガジンさんが取材にやってくる。
朝食をゆっくり食べる暇も無く、用事で走り回る。雑誌掲載のカスタム車両のオーナーを呼んだり、朝からの参加者の受付を頼んだり。
集合写真のポイントはホテル前に決まり、裏から崖を下る。全員が無事に降りるか、心配で仕方ないが、そこは百戦錬磨のつわもの達。無事に降りて西郷さんの指揮のもとズラリと整列している。俺のバイクも持って来たかったなあ。

色ごとに車両を分ける。「ハイ、一速にいれて〜」と安全措置はばっちり。見事に整列して記念撮影。全体に続き、各支部ごとの撮影を行う
幹事の役得!、さあみんなも幹事をやろう(爆)
全体撮影
陸奥支部
湾岸支部
彩の会
関西支部
中部支部
さて、念願の走行会?KCBM(カワサキ・コーヒーブレイク・ミーティング)が行われている、ホワイトピア高鷲までみんなで移動だ。よこやんたちは移動風景を撮影するために先に発進、少したってから「クラブの場所取りに行っておいて」と俺も発進

走行映像有ります

やまびこロードをボンゴで走る。カワサキ車中心に、すっ飛ばしていく奴らをドンドン抜かせた。手で合図送るとより安心。会場までの上り道は急なワインディングで、少し心配だ。なぜか道端にエキパイのぶっ飛んだ900Rがうずくまっている。オイルが垂れているがライダーは無事だろうか?
会場であるスキー場のパーキングに着いた。誘導スタッフにわがままを聞いてもらい、強引にスペースを確保。クラブフラッグを車の側面に掲げ、目印とした。わがままのお詫びに、カワサキ車以外のバイクの振り分けをお手伝いする。
しばらくたって、普通とは一味違う重低音がいっせいに上がってきた。会長、鶴田さんにリードされた、クラブのメンバーたちだ。西郷さんの指導下、無事に着いた。手を振り、確保してあるスペースに誘導する。50台強・同車種の到着に、KCBM参加者が大注目の中、俺の誘導でビシッと並んでくれる。快感だった。やってよかった!
現・元ワークスライダーお二方は、ステージ車両の裏でサインを開始。目ざとい人がサインをせがみ、気軽に応じておられる。諸事情でここから合流したクラブメンバーを紹介し、サインと写真をお願いした。
KCBMのイベント開始。カワサキバイクマガジンの編集長の司会で進んでいく。今回のゲストと一緒に飲んで、会場入りをともにしているだけに、なんだか誇らしい。ここでもレース・カワサキファンには嬉しい正式発表で拍手。
 

昨夜のリベンジを果たせるか?KAZEギャルによるジャンケンが始まる。デジカメ持参者は撮影を忘れない(笑 西郷さんはカメラを片手に、信じられない高い場所から撮影をしていた。単車平原が隅まで撮れただろう。
司会から流れたが、

コーヒーを楽しみ、メンバー間の語らいが始まった。ずらりと並んだ12Rの前に、たかぽん”盆栽”号を展示する。たちまち黒山の人だかり。側車やCHIPSなど個性際立つ参加車両群でも、一際だろう。
 
今回も事故が既に2件起きている。なんともはや…。それでも解散後、会場内を飛ばして帰る奴が多い。無事是名馬。うちのメンバーは、保険がかけてあるとは言え、痛い思いに違いはない。帰宅までがイベントだ。
なんて思っていたら、俺がやってしまった。車両誘導かなんかでウロウロ歩いていると、後ろで「カシャン」とゼファーΧがタチゴケしてしまっている。ライダーは女子。急いで起こすと、ブレーキレバーの端がポロッ! 俺を避けようとして、握りコケた?
 
急いで、工具だ!パーツだ!と作業し、結局12Rのレバーをプレゼント。共通なんやね、これ。取り付け作業を含め、5分くらいで済ませた。慌てていて、これでいいと言ってた彼女は「サイレンサーとクラッチカバーの傷、どないしてくれんのじゃ〜〜」って怒ってないだろうか。なんかまだ心配だ。
東の方は天気が崩れかけている様子で、早めにみな、帰っていった。関西支部中心に会場のお掃除。スタッフに挨拶して帰る。
  会場を降りて、近くで給油しているとホテルから「お酒が冷蔵庫に残っていますが?」とTELが入った。たかぽんハイエースと一旦別れ、ホテルに戻り酒を積む。業務用冷蔵庫に入れていた分を、積み忘れていた。
高速に乗って一路ガレージを目指した。関SAで食事。下道を使っていた関西組と再会して驚く。たかぽんも合流。それぞれのペースで大阪に向かう事にした。時折、携帯で連絡をとりつつ、西に向かう。東海北陸は連休の中日で、予想より混雑していない。しかし大津の手前から混雑。かつて俺がアタックに使っていた京滋バイパスや、諸々の抜け道を駆使して、ガレージに着いたのは20時位だった。
ハイエースからバイクを下ろし、ボンゴから荷物を降ろす。さくらちゃん宅に車両を返しに行って、近くの焼き鳥屋へ。タケズさんと3人で、遅い夕食だ。今回、2台確保したパワコマの行き先を討議する。一つはさくらちゃん、一つはたかぽんが付けることになった。
ガレージに戻り、取り付け作業。俺は仮眠。作業後、たかぽん本人がテストラン。盆栽の枝っぷりがさらに良くなり、ご満悦だ。
結局タケズさんを送ったのが、翌日の2:30。深夜の大阪を運転して帰ってきた。またもやガレージに泊めてもらう。
ゆっくり起きて、ダラダラして、俺の帰宅は23日の16時でした。
 
  最後に
会長、協賛会社様、スタッフの皆様、参加者様、さくらちゃん、タケズさん、たかぽん、ありがとう&お疲れ様でした。至らない点が多くありましたが、次回につなげ、より良いミーティングを作っていけたら、と思います。楽しい4日間でした。